トンカツ屋さんでコース!?
高田馬場にあるとんかつ『ひなた』に行って来ました。とんかつ激戦区の高田馬場で、近年オープンしたばかりという気鋭のお店です。
かの山本益博さんらが選ぶ「東京とんかつ会議」(謎)で殿堂入りした(そんなに素晴らしい権威なのかは不明だけど・笑)・・・という実力のほどを確かめます。
選んだのは「食べ比べコース」。
ん! トンカツ屋さんでコース!?
厳選された豚肉の部位をじっくり愉しむ
食べ比べコース 3500円(税込)
リブロース/ロース/ひれ/しきんぼ/とんとろ/らんぷ
ご飯、スープ、付き出し、お新香付き
※要予約、2~4名のみ/15時~
カウンターだけのお店、まずは今日出される塊肉を順に説明してくれました。
どの部位が良いか、豚を一頭買いして様々なところを試し、結果9割のスタッフがよしとしたものを、コースとして相応しい組み立てとしたのだそう。こだわりっぷりが凄い!
これらは揚げたてをひと口サイズに切って供されるようです。
ちなみにビールは瓶のみだけど、ちゃんとアサヒ・スーパードライとサッポロ・黒ラベル(小瓶/500円)から選ぶことが出来るのが嬉しいところ。
ビールは好みが分かれますからね、ここは。あ、わたくしは断然黒ラベル派!
さらに日本酒も「自然酒 純米吟醸」(福島・仁井田本家) 800円(1合)。
無農薬・無科学肥料にこだわって栽培された自然米を用いた贅沢なお酒のようです。精米歩合にこだわる銘柄が多い中、50%精米で造っているのは、それだけお米が美味しい証拠なんだとか。余計に削る必要がない、と。
付き出しからして「美味しい」!
いざ、奥深き豚肉の世界へ
・リブロース
まずはなにもつけず。それから塩でいただく。
うわあ。脂たまらん・・・
割としっかり熱を入れて揚がっているようなので、肉質自体はしっかりしてると感じます。
ちなみにひなたでは、普通のとんかつみたいに、叩いて柔らかくはしてないそうです。それだけ肉質がしっかりしていながら柔らかいお肉を選んだ、と胸を張ってらっしゃいました。へええ。
脂の旨みと肉の旨み。このコントラストがまたいい。最初からこれで来るんだ。
手前が上ロースでいちばん上がリブロース。
ちなみにリブロースの中でもカブリと呼ばれる部位。250gくらいで一頭4枚ほどしか取れないそう。店主いわく「キング」!
上ロースかつをオリーブオイルで
・ロース
次いでロース。それも上ロース。こちらはさらに肉質がしっかりしてる。
塩とオリーブオイルをかけて食べるとこれがまた格別。
揚げたてを店主がその場で切り分けてくれます。
ひれ肉がこんなに美味しいとは
・ヒレ
トリュフ塩をつけて。トリュフの香りがいい!
生まれてヒレが初めて美味いと思ったなあ。
手前がひれ。奥はしきんぼ。
ひれに負けない「しきんぼ」の魅力
・しきんぼ
外モモと内モモに挟まれた部位、一頭に二本しか取れない。肉質はヒレに近い。豚肉らしい「肉の旨み」を噛みしめる歓び。
・トントロ
そしてトントロで「さっぱりと」(店主)。
首回りで脂の多い部位。こちらも一頭で二枚のみ取れる部位。サラサラソースと合わせる。ソースも豚の脂に負けない甘みが凄い。
ソースは果物?の問いに
「詳しくはいえないけど、串カツ屋の上等バージョン」だとおっしゃってました。
ランプ肉は豚肉界の「クイーン」だ!
・ランプ
腰からお尻、モモの部位をランプ肉と総称する、赤みだけど柔らかい上等な部位。店主いわく「クイーン」。
奥はトントロです。
焼肉屋さんなどではさらにこのランプ肉を様々に分けるらしい。
ひなたでは中でも「ランイチ」(ランプとイチボでランイチ!)と呼称される部位のみ使用。
シアワセを「噛みしめる」気分。
・チャーシューのスープ
けっこうこってりなチャーシュースープ。攻めます。箸を休ませてくれませんね(笑)。良い。
でも好き嫌い別れるかも? 鶏肉料理屋さんで出てくる鶏スープ、みたいなところを狙ったのかな。
シメは・・・ソースかつ丼!
・ソースカツ丼
シメのソースカツ丼には柚子胡椒を。
ちなみにお肉は先ほどの上ロースの切れ端。
ご飯の下にもお肉が隠れていましたよ。
いやはや満足満足・・・ごちそうさまでした。
◎とんかつ ひなた
■住所:東京都新宿区高田馬場2-13-9 鈴木ビル1階
■営業時間:11:00~20:30(L.O)
※通し営業
■定休日:日曜日
コメント
いやーこれはうまそうです。
こないだ行ったばかりなのにまた行きたくなるいい写真だらけでした。ごちそうさまです笑